インプラント(チタンの人工歯根)を歯の裏側の部分に埋め込み、それを矯正治療のために使っていきます。こうすることで従来、ワイヤーだけではできなかった治療ができるようになりました。
たとえば、激しくがたがたがある場合、歯を抜かなくては治せないものがインプラントを使うことで、抜かずに治せるようになったり、顎の骨の大きさが左右で著しく違う場合、手術をしなければ治らなかったものが、手術をしなくても大丈夫になるなど、応用範囲が広がっています。 これは、必要な場合と必要ではない場合とがあります。それぞれの状態によって選択していきます。 詳しいことは、矯正担当医にお聞きください。
比較的小さい範囲で歯を動かすときに使います。短いネジを骨に付けていきます。
歯ならび全体を動かすときに使います。プレートになっていて、穴のあいている部分にネジを入れて骨に付けていきます。
上の歯ならびの左右の高さが大きく違いアゴガ曲がってしまっている場合に用います。上あごの裏側にインプラント(人工歯根)を入れて左右の歯の高さを治します。
矯正に使ったインプラントは、矯正治療終了後取り外します。取り外した後、その部分は元の状態に戻り、何の問題もありません。インプラントを入れるときに小範囲の手術をしますが、30分から1時間程度で終わります。もちろんその日に帰れます。